ガス欠&初給油

今日も天気が良くて暑い…
そんな日はガッツリ ジェットタイプヘルメットをかぶってVespaに乗ります.
はい.汗だくです.
風を切って走っているときは良いのですが,止まると地獄ですね.
まぁそんなもんです.

で,フイフイ~っと走っていたら,何やら急にパワーダウンしてきました.アクセルをひねっても加速どころがどんどん減速していきます.
なんだなんだ?あらら?
と思っているうちに,すぐにブロロロロ…ロロ…ロ…… プスンッ. と,エンジンが止まってしまいました.
まだVespaに乗り慣れきってない私は,家の近所のなるべく人や車の通りが少ない道を選んで走っていたのが幸いし(笑),そつなく道の脇にVespaを止めました.いや,正確にはエンジン止まってたんですけど.
こりゃぁ参った,壊れたか…?と思ったのですが,念のためガソリンコックレバーをRの位置(リザーブタンク)側に倒し,エンジンをかけてみました.すると,エンジンが素直にかかります.
おっと,こりゃぁガス欠かぁ,と,ここで気づくわけです.

そもそも私のVespa 50Sには燃料メーターがありません.
ですので,ガス欠まで走るか,大体の燃費を把握して,ODOメーターの走行距離でおおよそ給油の時期を把握する,なんていうことのようですね.そういえば4月にVespaを入手してから,一度もガソリンを入れてませんでした.もうそろそろ切れるかな?と思いつつも,まだ給油したことは有りませんでした.

ただ,前述した通りVespaにはガソリンのリザーブタンクが備わっています.
幸いこれでエンジンがかかったので,家の近くのガソリンスタンドに向かいます.
と,再び走り始めて1km弱ほど走ったら,またもやエンジンのパワーが無くなってエンジン停止してしまいました.なぜ?もう燃料切れたの?リザーブタンクってそんな少ないの? まだリザーブタンク周りの仕組みを理解していないので,うまく燃料が切り替わらなかったのか,そもそもリザーブタンクが少ないのか.ちょっとこれはまだよくわかっていません.
とにかく,目標地点半ばでとまってしまったVespaを炎天下の中押しながら,ガソリンスタンドに向かいます.およそ1kmほどの距離.もうちょっと走ってくれたらよかったのに,と思いつつ汗をぬぐって進みます.

さて,ガソリンスタンドに着いたらいよいよ給油です.
車でしか来たことのなかったガソリンスタンドが,バイクで来るとなぜか新鮮に感じます.
ところでVespaのガソリンは何を入れればいいのでしょうか?ディーゼルは論外として,問題はレギュラーか,ハイオクか,ということ.この情報もWebには色々と乗っていますが,私的にはハイオクを推します.
Vespaはヨーロッパ(イタリア)のバイクですから,ヨーロッパに合ったガソリンを入れるべきですよね.
詳しくはWebで詳細を調べてもらえると良いと思いますが,ガソリンにはオクタン価という成分の数値があり,この数値の違いがレギュラーとハイオクの違いであるともいえます.レギュラーは確かオクタン価90程度,ハイオクは98程度だったと記憶しています.
ここで,ヨーロッパのガソリンのオクタン価ですが,およそ94くらいだったと思います.
ですので,日本でヨーロッパ車に乗ろうとすると,自動車であってもハイオクを入れることになります.日本のハイオクではちょっとオーバースペックにはなりますが,ヨーロッパにおける性能を出せるように考えると,ハイオクを選択することになりますよね.これはVespaにも言えることなのです.

Vespaのエンジンは2ストロークエンジンと呼ばれるものらしく,このタイプのエンジンには,ガソリンに専用のオイル(2ストオイル)を混ぜて給油することがあります.燃料と別々にオイルを入れる専用の口を持っているバイクもあるようですが,Vespaはガソリンタンクに直接2ストオイルを混ぜて給油します.
2ストオイルはVespaを譲ってもらった時に,一緒にもらっていたもので,Vespaの小道具箱にいつも忍ばせていました.また一緒に,2ストオイルの量を測るメジャーカップとウエス(ボロ切れ)も入れてあります.ですので給油の準備だけはいつでもできていたわけです.

ガソリンとオイルの比率は50:1.つまり,ガソリン1Lに20ccですね.
メジャーカップにはガソリンの量の線が切られており,ガソリンを2L入れたらこの線まで,3L入れたらこの線まで,という形で2ストオイルの量を簡単に測れるようになっています.このカップも古く見えるので,きっと純正でついていたモノなんでしょう.便利なもんです.

ガソリンと2ストオイルの入れ方ですが,どちらを先に入れたら良いか,という議論もあるようで迷ったのですが,私は最初にガソリンを入れることにしました.先にガソリンを入れる場合は,あとから入れるオイルが混ざりやすいように,あとで車体を揺らしてタンク内を混ぜてあげる必要があるようです.逆にオイルを先に入れてしまうと,ガソリンがどれだけ入るかがわからないままにオイルを先に入れてしまうので,ちょっと難易度上がりますよね.
今回は初給油ということもあり,ガソリンがどれだけ入るかもわからないので,とりあえずガソリンを先に入れることにしました.

ハイオクを選択して給油し始めると,あら?すぐに止まります.ガンをタンクの口付近まで引いて少しずつ継ぎ足すと,もうタンクの上のほうまでガソリンが見えます.慌てて給油を止めるとジャスト4L.少ししか入らないもんですね.これならハイオクがいくら高くてもたかが知れています.
一旦給油を終えておつりを受け取ってから,場所を移動しました.後ろに車も並んでいたので.
そのままガソリンスタンドの端までVespaを押し,改めて2ストオイルを入れます.メジャーカップで測って80cc.これをガソリンタンクに注ぎます.そのあと,タンクの蓋を締めてからVespaにまたがり,車体をユッサユッサと左右に揺らしてみました.おしりの下からチャッポチャッポと音が聞こえたので,タンクの中で”ええ塩梅”にガソリンと2ストオイルが混ざってくれているのでしょう.
エンジンをかけると素直にかかってくれました.
良かった.やはりガス欠だったようですね.

忘れないように給油の時のメーターをパシャリ.今度同じようにガス欠した時には,その時の距離を測り,次回までの走行距離を今回の給油量4Lで割れば,燃費が計算できますね. …ということは,もう一度ガス欠を経験しなくてはなりませんね~.うーん.
まぁ,基本的には50ccバイクですから,いつガス欠になっても安全に停車できるような道を安全に走っておくのが吉,なんでしょう.

ちなみに後で調べてわかりましたが,どうやら前オーナーさんにいただいた2ストオイルは,パッケージは別物みたいですね.前にも書きましたが,前オーナーさんはハーレーダビッドソンのお店でメカニックをやっていらっしゃる方のようですから,ハーレーのフォークオイルという容器が手元にあったのだと推測します.スクリーミン・イーグルと書かれたこの元のオイルはハーレーダビッドソンブランドのようでした.
次に入れるときには,もっと違う2ストオイルを試してみようかな?

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